ホタルは、環境の状況を反映する生物であり、良好な水環境の象徴といえます。かつて足尾銅山とともに古河機械stake カジノ（株）の産銅経営を支えた旧久根鉱山（静岡県浜松市天竜区）ではゲンジボタルが乱舞していたと言われており、そのようなホタルが持続的に生息できる環境を再生して次世代に残したいとの思いから、当社環境安全統括部では同鉱山の跡地において、再生活動を続けてきました。その結果、毎年6月下旬から7月初旬にかけてホタルが舞う姿を見ることができるまでになりました。
　また、同部では当社足尾事業所と協働し、足尾地区における身近な生き物（ホタル、トンボ、カブトムシ等）が生息できる自然stake カジノの保全と再生活動を行っています。 2021年度から足尾銅山跡地（栃木県日光市足尾町）でもホタルの再生活動を始め、2022年度にはホタルの飛翔を確認することができました。2024年度も多くのホタルが飛び交い、地域住民の方が観賞に訪れました
　これからも、豊かな生態系を取り戻すことに努め、ホタルが一生を通じて暮らせるような生態系を保全・再生することに注力していきます。

愛知県北設楽郡豊根村の大沼山林（当社社有地内）には、当社が永年大切に保護してきた大トチノキ（根回り：15.3m、胸高直径：7.48m、目通り：7.45m、樹高：32.5m、枝幅：46m、推定樹齢：数百年）があります。この木は山の守り神が宿る神聖な木として地元で崇拝され、国内有数の巨木として、周囲の杉の木を圧倒する迫力で存在感を示しています。
毎年5月から6月に花を咲かせ、栃の実は地域住民の人々の力を借りて栃餅などのお菓子に姿を変えています。
2008年4月に愛知県豊根村の天然記念物に指定された後、2022年7月には愛知県の指定文化財（天然記念物）として新たに選定されました。
当社としては、これからも保護活動を行い、大切に守っていきます。